塾開業に必要なこと
自分の塾を開業する。
塾講師であれば、誰しも一度くらい考えたことはあるのではないだろうか。
しかし、塾を開校するとなって、では一体何をすればいいのか。
もちろん、そのやり方は様々だから、これが答えだ、というのは難しい。
塾をやるとなっても、店舗を持たない人もいると思う。
実家で始める人もいるかもしれない。
あるいは、友人と一緒に起業することを考える人もいるだろう。
しかし、千差万別な形式があるように見えて、ある程度の型はある。
塾を開業するにあたって、実行する必要がある業務は次の4つ・
1つ目は、開校に伴う業務。
どこに出店するのか、立地調査。そして、物件交渉。
さらにそこから、内装工事・看板設置・教室什器充実など、やるべきことは多い。
こうして塾は形上はできるが、大事なのは、ここから。
あくまでも枠を作っただけで、大事なのはここからの中身。
どんな生徒に通っていただくのか。
指導方針はどうするのか。
こうした、塾の中身を作り、運営していくための業務が大きく3つ。
1つ目は、教務。
教務の範囲はとても難しい。塾である以上、教務が最も重要であるのは間違いないが、こだわればどこまでも教務と定義することができる。
この教務に関しては、塾ごとに異なるだろうが、弊社では大きく、
カリキュラム作成
システム構築
そして、その実行という三つに分けている。
2つ目は集客業務。
ホームページ作成・ウェブ集客・チラシ作成とその配布が大きな柱。
生徒に来ていただけないとそもそも塾を始められないので、最初はとても重要な業務。
そして、3つ目がバックオフィス業務。
バックオフィスは一見やらなくてもいい業務と思えるかもしれない。
しかし、起業して最も感じたのは、バックオフィスをやっていただける人がいることのありがたさ。
確かに、優先度は低いかもしれない。
しかし、この業務を実行してくれる人がいるからこそ、円滑に教室運営をし、教務に集中することができる。
「営業活動(教務・集客)にそそぐのと同じくらいの熱量を、バックオフィスにも注ぐべき。」
これは、起業時にある経営者の方からいただいた助言ですが、まさにその通り。
ここを固めることが非常に重要なのだ。
この4つの業務をいかに素早くこなしていくのか。
これが、起業時に最初に求められるスキルである。